花の山…序章

滋賀県・伊吹山


ミヤマコアザミ(深山小薊)※絶滅危惧IB類(EN)
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草、学名:Thymus quinquecostatus )
イブキフウロ(伊吹風露)
ウツボグサ(靫草、学名:Prunella vulgaris L. subsp. asiatica (Nakai) H.Hara)
ヒロハシモツケ(広葉下野)
ユウスゲ(夕菅)※夕方4時頃に開花し、翌朝に閉じる一日花

初夏から真夏へ季節が移り変わる頃、伊吹山の山野草が一気に花を開き始めます。
8月に入ると、メタカラコウ、クガイソウ、ルリトラノオ、シモツケソウなど色とりどりの花が山頂を覆い尽くします。

2015年7月

苔の緑、赤い岩肌…そして綺麗な水流

奈良県・金剛山




金剛山の石ブテ西谷

金剛山の中では難ルートとしていられる谷です。
遡行距離は短いものの、落差のある滝や緑の苔で覆われた沢風景が美しい谷です。

沢登りのトレーニングで毎年登りますが、今回は三脚担いで…のんびりと

新緑、赤い岩肌、苔生す緑、青空…谷間ならではの綺麗な風景おんぴ

2015年7月

花と蝶

滋賀県・伊吹山


イブキジャコウソウで吸蜜するミヤマカラスシジミ
イブキジャコウソウの群生を飛び交うスジグロシロチョウ
ミヤマコアザミに集う蝶たち
ミヤマコアザミで吸蜜するセセリチョウ

初夏から真夏へ季節が移り変わる頃、伊吹山の山野草が一気に花を開き始めます。
そんな花から花を飛び交うさまざまな種類の蜂や蝶たち

伊吹山は、昆虫たちにとっても大切な山なんでしょうね(^0_0^)

2015年7月

夏山への順応

滋賀県・伊吹山


3合目手前からの伊吹山
メタカラコウが咲き始めていました♪
3合目の草原と青空
5合目から山頂を眺める
8合目付近西側にある行導岩

蒸し暑い梅雨が続いて身体は暑さに順応できていると思っていましたが甘かった(^^;
3合目手前までの樹林帯は蒸し風呂状態で一気に体力を奪われる。
3合目以降は、日差しを遮るものがなく涼風は吹くものの、夏の日差しをまともに受ける。
得意な下りも、西日を受け思うようにペースが上がらない(笑)

梅雨明けの伊吹山は、思った以上にハードでした(^^;
人の身体は、季節に応じて順応するもの…夏山に向けて慌てず&少しずつ身体を慣らします(^0_0^)
但し、8月上旬から9月までは伊吹山は、多くの花に彩られます♪
山頂のお花畑は、アルプスを彷彿とさせる絶景…暑さにめげず登る価値がありますよ!

2015年7月

忘れてはいけないこと…私の備忘録

奈良県・大峰山系『弥山川』


熊渡に設置されている登山ポストと注意書き
大きな岩をへつる岩場
延々と続く梯子
垂直の岩壁を登る鎖場…おそらくルート中一番危険な場所!?
オーバーハング鎖梯子
鉄筋の空中回廊

弥山川に沿って続くルートには、渡渉、鎖場、岩場、梯子、ルートファインディングと難易度の高い登山要素が含まれた素晴らしいルートです♪ また、天川村の熊度から狼平まで7~8時間かかり体力的にもタフなルートと言えます。

近畿で(一般登山道)最難関ルートと呼ばれるこの道を辿ったのは、一年前…今では登山ブームもあり多くの人がこのルートを登っておられるようです。

梯子などで整備されているため、実際登ると「こんなもんかぁ~」って印象を持ちがちなルート
しかし、一歩間違えば取り返しのつかない事故につながることも事実

山歩きには、気象条件、体調、装備など様々な複合要素を考慮しなくてはいけないと思います。
一度登れたからといって、初心者を同行したり、軽装で登る、悪天候(雨天、積雪、増水)、体調不良時などはもってのほか…

登山届とともに、自らの心構えも備えて登るようにしよう。
決められたルールを守ることは、山を歩く者の最低限の義務だと考えよう。
背伸びして無茶なことをすることは慎もう。

独学で始めた山歩き…自戒の意味を込めての備忘録

2014年5月

大阪にも良いとこあるよ♪

大阪府・滝畑『千石谷』


水量豊かな沢の流れ
びっくりするほど透明度が高い…滝畑ブルー??
沢登りとしては、ここが核心?? 意外と登り辛い(笑)
釜は深いので飛び込みOK♪
落ち口…水中撮影です(^_-)-☆
最終部にある千石谷大滝…修業の場でもあるようです

大阪府河内長野市滝畑にある千石谷
大阪都心部から1時間もかからず、昔から家族連れのキャンプ地として有名

沢登りという程のルートではありませんが、水質の良く、適度に水深もあり、シャワークライミングも可能です♪ 最近では、モンベルのイベントが毎年行われたり、地元の高校などのワンゲルなどが講習に利用しているようです。

岩湧山の山域には、この谷の他にも沢登りに適した谷が点在しています。

2014年8月

不思議と心落ち着く景色

奈良県・大峰山系


行者還トンネル西口~弥山
大普賢岳~七曜岳
釈迦ヶ岳・赤井谷
和佐又山・沢道コース

山を歩いていると何気ない風景に心奪われることが少なくありません。
そんな風景のひとつに苔があります。

大台ケ原に代表される多雨地帯の山系で、倒木や岩だけでなく、立木にまでコケ類が育っています。
森林の栄養循環や再生にも貢献し「木のゆりかご」とも呼ばれている苔

私たち人間にとっても心のゆりかごと言ってもイイかもしれませんね(^0_0^)

2013~2014年

在りし日の沢風景

奈良県・金剛山




2011年5月7日…私が初めて山登りを始めた日
大阪府と奈良県に接する金剛山

一般的な登山道を数回登った後、色々な資料を基にバリエーションルートを辿る
そんな金剛山で感動を覚えたのが沢の風景、水の流れの美しさ♪

ここ数年の台風災害で金剛山の谷も様相が変わってしまいました。
苔がつく黒ずんだ岩肌、そしてそれを伝うように流れる水…ありし日の金剛山の沢風景です。

2012年7月

豊かな水がもたらす造形美

奈良県・大峰山系『水太谷』

無双洞
無双洞

水簾の滝
底無井戸

大峰山系の大普賢岳から七曜岳を経由して和佐又山まで、水太谷を周回するルートは、多くの登山者が訪れます。岩場、鎖場、登り返しと距離もありタフなルートですが、見所も豊富です。

無双洞は、大峰の豊かな水源を象徴する場所で、自然が造りだした狭い洞窟から流れ出す水は、沢の流れと交わり美しい水簾の滝となっています。

底無井戸とともに山には豊かな自然の造形美がまだまだたくさんあります。

2014年6月

束の間の休息

金剛山・高天谷源流域




日帰りで山歩きをしていると休憩する時間をあまり長くとれないので、手軽なインスタント食品かコンビニ弁当で休憩をとっています。
そんなひと時の休息に欠かせないのが、一人の時間を楽しめる場所と冷えたビール(笑)

金剛山は登山者や観光客が多く、そんなひと時を過ごせる場所があまりありません。
高天谷を遡行した時に、束の間のひと時を過ごす空間が…薄暗く、平坦な場所でもない源流域
普通なら何気にやり過ごしてしまうそんな場所が、私にとっては疲れを癒す最高の空間です(^0_0^)

2015年7月

登る?登らない?

金剛山『高天谷』の左股4連瀑


左股入渓後すぐに最初の大滝(奥の二番目の滝と合わせると落差40m程)
最初の大滝に続く第二の大滝…滝姿が美しい滝です
三番目の大滝…落差はさほどでもないが、直瀑に近い
最上部にある四番目の滝

同じ奈良側からのイワゴノ谷とともに、金剛山の難関ルートとして知られている「高天谷」

2013年の台風18号で大崩落があり、渓相が大きく変わりましたが、金剛山では珍しく水量もそこそこあり、数mの小滝が続く連瀑帯は、沢登りのトレーニングには最高の谷です。

稜線近くで大きく谷は二股に分岐
その左股には、行く手を阻むように四連瀑が待ち構えています。
登攀の難易度的にはさほど難しくありませんが、登る楽しさを味わえる連瀑帯です。

この日も高度感を楽しみながら登りました(^0_0^)

2015年7月