小さな森の住人

ギンリョウソウ(銀竜草)




別名「ユウレイタケ」と呼ばれるギンリョウソウ

この時期、山のあちこちで小さな森の住人がその妖艶な姿を現します♪
雨にあたると白い部分が透明になり、より妖艶な姿に…
そして今年は、ピンク色をした珍しい住人にも会うことができました。

2015年6月6日

山麓に佇む源平の花

クマガイソウ(熊谷草)



鎌倉時代の武将・熊谷直実に由来する「クマガイソウ」

乱獲により自生する姿を見ることが少なくなった絶滅危惧種
奈良県のとある村で村民の方に守られひっそりと咲いています。
昨年、村民の方に親切に場所を教えていただき初めて出会うことができました。
そして一年後、変わらぬ姿に自然の豊かさと村民の愛情に感謝♪

2015年5月10日

五月の風に似合う花

カザグルマ(風車)


クレマチス、テッセンなど栽培品種の原種である「カザグルマ(風車)」
近畿地方では、奈良県宇陀市の自生地が1948年(昭和23年)1月14日に国の天然記念物に指定されています。
奈良県桜井市にあるここ「鹿華苑」でも、五月の爽やかな風になびく美しい姿を見ることができます。

2015年5月10日

岩肌を彩るピンクの妖精

オオミネコザクラ(大峰小桜)


まだ残雪が残る大峰の山に春を告げる代表的な花
「可憐・妖精」って言葉が良く似合う花

今年は例年より10日ほど早く咲き始めたようです。
大峰・台高の限られた岩稜地帯に咲くコイワザクラ…岩壁の高い場所や足元の悪い岩稜地に多く見られます。
この子達が咲き終わる頃、大峰の山々も新緑の季節を迎えます。
2015年5月5日

神々が降り立つ大峰の深部

カラハッソウ谷と神仙平から大峯奥駆道へ


大峰の山々は標高こそ2000m以下で高山とは言えません。
しかし、硬い岩盤地質のため長年の浸食や崩落で深い谷が形成され険しい山域と言えます。
また、山岳信仰のメッカでもあり、その深部だけではなく多くの神秘的な場所があります。
神仙平もそのひとつで、昔大きな崩落があった場所のようで稜線から谷まで大きく開けた場所になっています。古の日々ここで舞い降りた神々が酒宴を開いていたかも(笑)
2015年5月2日

早起きのご褒美

高野辻から大峰の山々の夜明け


大峰山系は、山上ヶ岳や大普賢岳に代表される北部、弥山や八経ヶ岳から釈迦ヶ岳に至る中部、地蔵岳や涅槃岳から地蔵岳への南部に分けることができると思います。
この日は、神仙平から大峯奥駆道へ登り七面山を下るルート…行く道中に立ち寄った高野辻から素晴らしい風景を見ることができました。稲村ヶ岳から釈迦ヶ岳までが一望でき、楽しい山歩きのテンションもアップ♪
2015年5月2日